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2018年8月Google大規模アップデートを行ったことが公式Twitterで発表された話

更新日:

2018年8月1日、3月以来のコアアップデートを行ったことがGoogle公式Twitterで発表されました。

わたしが管理していたサイトも大幅にSEOランクが下がったり微妙に上がったりの大騒ぎ。

当時、SEOに取り組むウェブマスター様たちの優良サイトを参考にさせていただきました。

自分用に分かりやすくまとめた当時のレポートに加えて、施策を加えた後の効果と2019年1月現在の経過を追記します。

 

Google翻訳

今週は、年に数回行うように、幅広いコアアルゴリズムのアップデートをリリースしました。 ここで取り上げたように、このようなアップデートに関する私たちのガイダンスは3月と同じままです。


 

3月のツイート内容の翻訳

毎日、Googleは通常、結果を改善するための1つまたは複数の変更をリリースしています。 一部は特定の改善に焦点を当てています。 いくつかは大きな変化です。 先週、我々は幅広いコアアルゴリズムのアップデートをリリースしました。 私たちはこれらを年に数回日常的に行っています…。

 

2018年8月に行われたGoogleコアアップデート要約

Googleアップデートを見て悩む男の子

  • 年に数回行う広義のコアアルゴリズムアップデートを行った
  • 対策、アドバイスは①2018年3月のアップデートと同様である
  • この少し前のタイミングでGoogleは②検索品質評価基準のガイドラインを更新している
  • サイトスピード、セキュリティはもちろん考慮すべきだが今回のアップデートでの変更点ではない

コアアップデートの注目点は大きく2つです。

ひとつめと4つめは割とそのままの意味合いなので、①と②を順番にかみ砕いていきます。

参考ページ:http://webcultureservice.com/siteaffiliate/3264/

①3月に行われたコアアップデート要約と一般的な対策方法

  1. 品質が低いサイトをターゲットにしたのではなく、検索キーワードとコンテンツの関連性をターゲットにしている
  2. 順位が落ちた場合何かが悪かったのではなく、今まで過小評価されていたサイトの順位が上がったため相対的に下がっただけだ
  3. そのため今回検索順位が落ちたサイトに対して実施する対策は無い
  4. 優れたコンテンツを作成すると、他のページと比較され少しの期間が経過した後に上昇することがある

2018年3月に施行されたアップデートについても、ネット上ではウェブマスターたちがあれやこれや論議していました。

もちろんSEOマーケティングの合言葉「諸説あり」なので、「正解」は無いのですが~。

公式発表の内容、結果や経過を提示している信頼性の高い記事の内容、発信数の多い情報などから考察をまとめたものが以下です。

1.キーワードとコンテンツの関連性について

=ユーザーが検索したキーワードに対して100%マッチしたコンテンツであること

情報量の多い専門的なコンテンツだったとしても、検索キーワードと一致した内容でない場合は評価が低く(順位低下に)なる。

狙うキーワードに対して明確に答えの書いてあるコンテンツを作成するのが、3月のアルゴリズムアップデートでのキモの部分だ。

キーワードと関係のないコンテンツで無駄にテキスト量を増やすという行為は、反対にノイズになるため低評価につながる、削除すべきだという意見もある。(直接キーワードの回答にならなくても、関連性が高く補足情報としてユーザーに有意義な内容である場合はその限りではないので判断が難しい部分だと思う)

2.相対的に順位が落ちたサイトについて

上記のように、キーワードと内容が一致していないコンテンツである場合は順位が下がっている。

キーワード(ユーザーの求める検索意図)とコンテンツの一致については、アップデート後に上位表示されたサイトと自身のコンテンツを比較するのが手っ取り早い。(主題が大きく異なっている場合にはあきらめて他のキーワードを狙うことも視野に入れるべき)

また、目視で内容をチェックする以外にも以下のような判断基準がある。キーワード検索後、求める情報が無いページだった場合にユーザーが取りがちな行動をアナリティクスから読み取ることができる。

◆Googleアナリティクスで見ると良いポイント

  • サイト滞在時間が短くなる
  • 直帰率が高くなる
  • ランディングページ(最初の1ページ)閲覧のみで離脱されるためPVが伸びない

※上記の判断基準については実際に順位変動があったウェブマスター達による考察のため、Google公式発表の内容ではない

参考ページ:https://www.web-planners.net/blog/archives/000288.htmlhttps://www.web-planners.net/blog/archives/000284.html

3.順位が落ちたサイトができる対策について

Google公式では「低評価ページにできる修正はない。(「壊れていない」ものを直すことはできない)」と言い切っているが、ウェブマスター達の中には独自の考察と対策で順位回復を叶えている人もいる。

多かった意見は以下のような手法だ。

◆順位が落ちたサイトが取ると良い対策

  • キーワードと関連性が低いコンテンツは削除するか、別のページに分ける
  • 該当ページにはキーワードと関連性の高いコンテンツを増やし、関連ページへの内部リンクも増やす
  • 古い情報は即座に最新の情報へと更新する
  • テキストのみの読みにくいページは見出し装飾や画像挿入をする(UI、UXが影響)
  • 被リンクを増やす

※上記の手法についても、Google公式発表の内容ではない

参考ページ:https://www.web-planners.net/blog/archives/000301.htmlhttps://syabelog.site/entry/google-search-algorithm201808

4.優れたコンテンツの順位上昇について

「コンテンツの品質改善」についてはここ最近口酸っぱく言われていることだが、「キーワードにマッチした内容」以外には具体的にどのようなコンテンツが高評価を受けているのか。

Googleの言う「優れたコンテンツ」の評価ポイントについてこちらも多かった意見をまとめた。

◆優れたコンテンツの評価ポイント

  • コンテンツの作成者が専門家である場合(作成者の情報も評価に含まれる)
  • 情報元の信頼性の高さ(特にYMYL系コンテンツ※だと顕著)
  • 被リンクが多く、被リンク期間が長いこと(「他者からの評価・共有」の重要性が再熱している)
  • 長期間よく読まれ続けているページ(ドメインエイジと同様の理屈)

※YourMoney,YourLife=お金と命

お金や、医療、健康、法律など生きていく上で絶対に必要なものを扱うコンテンツの意味。広義になるとキャッシングやサプリメントサイトなども入る。他のコンテンツと比較しても特に作成者の専門性や情報元の信頼性が重視されるようになり、ここ最近の順位変動が激しい。

今回、後述した品質評価基準ガイドラインでは「コンテンツの作成者も評価対象となる」ことが明言された。

参考ページ:https://seolaboratory.jp/93405/https://syabelog.site/entry/google-search-algorithm201808https://www.imd-net.com/blog/2018/08/03-135132/

②2018年7月のGoogle検索品質評価基準ガイドラインの更新内容要約

次に、Google検索品質評価基準ガイドラインの更新内容について見ていく。

  1. ユーザー体験(UI,UX)を損なうような悪質な広告は低評価→今後は最低評価
  2. コンテンツの作成者情報、作成者の評判も評価対象に含まれる
  3. 「E-A-Tを重視したコンテンツ」=「高品質なコンテンツ」の定義をさらに強化
  4. フェイクニュース・ヘイトスピーチは評価しない

1.悪質な広告について

ユーザー体験を損なう=閲覧にストレスを感じさせる、不親切なポップアップなど

画面を覆うような邪魔なポップアップ広告に対しての評価が厳格化。今までは下から2番目の低評価だったのが一番下の最低評価へ変更された。(「悪質」にあたる範囲は明確にされていない)

2.コンテンツの作成者情報について

ウェブサイトの責任者や記事の著者情報を評価対象に含むというのが公式情報。

そこからの派生情報として、今後は管理者プロフィールや記事作成者の紹介を正確に掲載するようにするという対策がある。(公式発表ではない)

後述の「E-A-Tの重視」は作成者情報についても適用されるため、ページやサイトの主題について専門家やスペシャリストが書いた記事は高評価につながる

ここでいう「専門家」は、有資格者や専門職に限らない。

公式文を抜粋すると「一つのトピックに対してきわめて詳細で役に立つレビューを書いている個人がいるとすれば、それはエキスパート(専門家)と考えて差し支えないだろう。」ということ。

※しかし、医療・法律などに代表されるYMYL分野の場合、プロではない個人による情報の信頼性には限界がある。そのようなコンテンツの情報源はきちんとした専門機関が認定したものであるべきというのがGoogleの見解だ。

3.E-A-Tを重視したコンテンツについて

E-A-Tとは以下の頭文字をとったGoogleの造語である。

  • E xpertise(専門性があること)
  • A uthoritativeness (権威があること)
  • T rustWorthiness (信頼できること)

徹底したユーザーファーストを謳う、Googleがベースとする高品質なコンテンツの基準がE-A-Tの高いページであることだ。

2015年ごろから公式に発表され、今回のアップデートではさらに重要度の高い記述のされ方へ変更された。YMYLジャンルにおいては特に厳しめに見られている。

E-A-Tについての考察や対策は数多くあるので以下に参考を添付する。

 

◆E-A-Tについての分かりやすい参考ページ

http://webcultureservice.com/siteaffiliate/2131/

https://webtan.impress.co.jp/e/2016/02/29/22240

https://kasegood.net/eat

https://seopack.jp/seoblog/20160407-qc-1-eat/

4.フェイクニュース・ヘイトスピーチについて

Google では、この評価者向けに公開している検索品質評価基準を改訂し、誤解を招く情報、予期せぬ不快な検索結果、悪意のある行為、根拠のない陰謀説などを含む低品質なウェブページについて、より詳細な例を追記しました。

引用元:Googleウェブマスター向け公式ブログ

※フェイクニュース・ヘイトスピーチ=事実と異なる内容や、差別的・攻撃的・悪意のある内容を指す

E-A-Tと逆に、はっきり低評価とされるコンテンツとして以前から記述されていたが、今回は特にフェイクニュースに関する補足が追記された

コンテンツの内容に加え、目的にも着目しているということだ。「Beneficial(善意の目的)」でないページや、「Consensus(一般常識)」とかけ離れたページはGoogleには評価されない。

例えば「“地球空洞説”を真面目に信じ込み、正しいということについて詳細に解説しているサイト」があったとする。これは、もし同じく地球空洞説を信じるユーザーがいた場合にはその人にとっては「事実と異なる」コンテンツではない「役に立つ」コンテンツということになるだろう。

しかし、Googleは前述のように「一般常識」を優先し「根拠のない陰謀説」などは低品質と判断する。従って、地球空洞説を正しいとするサイトは評価されないということになる。

参考ページ:https://allforallinternetusers.blogspot.com/2018/07/google20187.htmlhttps://moukegaku.com/google-ranking-algorithm/#new
https://masalib.hatenablog.com/entry/2018/07/25/200000https://syabelog.site/entry/google-search-algorithm201808

2018年8月のアップデート後のSEO順位は?

Googleアップデートを考察する子供

結果から言うと、

10位以内⇒(コアアップデート後)圏外⇒(2019年現在)10位以内復活

をきちんと果たしたページもいくつかあります。(ごりっごりに低下してそのまま上がらなかったページもあります!)

でも、ゴメンナサイ「施策を加えた後の効果と2019年、月現在の経過を追記しますいいながらも、なかなか長くなってしまったので…

2018年8月のコアアップデート後、わたしが管理していたサイトのSEO順位の動向と施策内容はまた次の機会に

当ページの情報・施策内容はあくまでご参考までに、SEOライフに役立てていただけると嬉しいです。

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