ウェブマスターの皆さまもそうでない皆さまもこんばんは!
2019年になり、つい昨日から1日1ブログを目標にしているとらのまきウェブの中の人です。
せっかくなのでSEO・webマーケティング関連の記事をどんどんアップしたいと思い、過去に自分が作っているレポートを漁り出しました。
すると、「ウェブマーケティングにそこまで詳しくないけど大体の用語や意味は分かる」という人に向けて2017年に作ったレポートが出てきました。
ものすごくかみ砕いているし、2019年現在でもまだ通じる部分も多いのでせっかくなのでログとして貼り付けることに。
SEOとWEBサイト最適化の基本的な考え方(独断)
入門編なので…まずはSEOとWEBサイトについての考え方です。
web関連で働いている年数よりも実店舗で販売業をしていた経験の方が長いため、だいぶ自分要素の強いとらえ方という部分はご容赦ください。
まずは「サイト=店舗」だと思ってみてください
「CV達成=お店の商品が売れた」
と考えると、商品が売れないのには様々な原因があります。
- 商品自体が悪いのか?
- 商品の売り方が悪いのか?
- 商品の展開場所が悪いのか?
SEOを上げるのはあくまで商品をより多く売るための手法の一つ(KPI)で、商品の展開場所を良くするという作業です。
SEOを上げることは、いわば「都心のターミナル駅前の一等地、モールの店頭で平積みにしている」状態。もちろん、郊外田舎の商店街に比べれば商品を見かける人(PV)は多いわけなので、売れる機会はその分増えます。
しかし、良い場所に置いてたくさんの人に見てもらっても、商品が売れないことはたくさんあるのです。
SEO業者を頼る人の多くは「SEO順位を上げる事」=「コネと金をかけて一等地に商品を並べる事」が目標(KGI)になってしまっていますが、商品を売りたいなら目的はそこではありません。(SEO業者の方の視点では「SEOを上げること」がお仕事なので、当然です!)
パッケージも商品内容もシニア向けに作られた健康食品のお店を、池袋の駅前一等地のモールに出店しても意味が無いのです。
CV達成までにユーザーが自ら取るアクションは3度ある
ここでweb上の話にいったん戻します。
- ①検索表示結果をクリックして、サイト内を閲覧する
- ②表示されたページ内のCVボタンをクリックする
- ③商品LP内のCVボタンをクリックする(企業サイトの場合はお問い合わせ後の案件受注達成)
※③は広告主側のLP、お問い合わせ後の接触方法や商品自体のモンダイが大きく関与するので今回は省きます
この3度の接触をクリアして初めてCV達成=商品が売れます。
これをひとつずつお店に置き換えてみていきましょう。
①まずは来店してもらう
- 自店の客数はモール全体やモール内の他店舗と比較してどうか?
- 店の前を通り過ぎるお客さんはお店に興味を持っているか?
<使用ツール・見るもの:SEO順位チェックツール/Search Consoleなど>
(※Google Analyticsは訪問ユーザーのデータを見るためなのでこの段階ではあまり見ない)
これが上手くいっていない時は、以下のような点を洗ってみましょう。
▲そもそもお店が人の目に触れていない
=「お店の立地が悪い」
=SEO順位が上がらない
- 見るべき指標:SEO順位チェックツール・Google検索結果
- 改善ポイント:人の目に触れるようにする(SEO順位を上げる)
▲その地域の人に合わない商品を販売している
=「商品と立地が合っていない」
=キーワードとサイトが合っていない
- 見るべき指標:Search Console→検索アナリティクス→クエリ・表示回数・クリック数|対象キーワードでGoogle検索→上位表示サイトの内容と自サイトを照らし合わせてみる
- 改善ポイント:キーワードを変える、増やしてみる/サイトが固まっていない時はサイトの方をキーワードの需要に寄せる(その地域の人に合わせる)のも有り
▲お店に入店する気にさせていない
=「お店の外観やウィンドウに魅力が無い」
=サイトタイトル・metaディスクリプションに魅力が無い
- 見るべき指標:Search Console→検索アナリティクス→クエリ、表示回数、クリック数|対象キーワードでGoogle検索→上位表示サイトの内容と自サイトを照らし合わせてみる
- 改善ポイント:競合サイトを参考にサイトタイトル・metaディスクリプションを編集する
②店内に入ったら商品をかごに入れてもらう
入店したお客さんは店内を回遊してくれているか?
商品は分かり易く手に取りやすいか?
<使用ツール・見るもの:Google Analytics/Ptengineなどのヒートマップツール>
これが上手くいっていない時は、以下のような点を洗ってみましょう。
▲店先だけですぐに退店してしまう人が多い
=「店頭に魅力が無い」
=ファーストビュー・LPページに魅力が無い
- 見るべき指標:Google Analytics→行動→ランディングページ→セッション/セッション時間/ページ滞在時間/直帰率|Ptengine→ヒートマップ/スクロール到達率/アテンション|対象キーワードでGoogle検索→上位表示サイトの内容と自サイトを照らし合わせてみる
- 改善ポイント:競合サイトを参考にファーストビュー・コンテンツ内容を改善する|ヒートマップを参考に不要そうなコンテンツや掘り下げたほうがいいコンテンツを選定する
▲入店するが何も買わずに帰ってしまう
=「店内が見づらい・欲しい物が見つからない」
=上記+サイトのユーザビリティが悪い
- 見るべき指標:Google Analytics→上記+概要/行動フロー|Ptengine→上記+クリック
- 改善ポイント:PVの多いページコンテンツ内に商品を配置する・関連記事、おすすめ記事など回遊しやすくする|ヒートマップ参考に無駄クリックを改善する
▲滞在・回遊するが何も買わずに帰ってしまう
=「商品に魅力が無い・決め手がない」
=上記+商品紹介の仕方が悪い
- 指標:上記+ASPサイト→発生
- 改善ポイント:上記+CVボタンまわりの位置・デザイン・文言を変えてみる|競合サイト・商品公式LPなどを参考にABテストする
GoogleAnalytics効果測定やサイト改善(SEO・CV)について まとめ
基礎的なことですが、ウェブマーケティングのお話として何かの参考になれば幸いです。
まぁ言うは易しなんですけどね…
ではまた明日~☺
この記事の参考にさせていただいたページ:https://junichi-manga.com/select-keywords-by-search-console//https://www.powerweb.co.jp/marketing-qa/ga-sc-ctr-judge.php/https://kobit.in/archives/5642/http://www.h-nanae.com/analytics/googleanalytics/entry-143.html